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2021.06.02コラム
ハイフトラブルや脱毛トラブルで起きる施術事故のお話
【火傷】
火傷は大きく3つに分類されます。
その中で熱傷2度とは表皮や真皮への損傷で、
皮膚の下に水膨れができてしまった火傷がそれです。
治療期間は医院や学会のどのサイトでもおおむね1~4週間と記載されていて、実際の治療もそれくらいの期間で終了すると思います。
それは写真のような状態のこと。
この状態は火傷してから約2ヵ月経過しているものです。もちろん4週間は皮膚科のお医者様の指示通り、6日間ごとに通院しての結果です。
ですが、これで治療が終了とされてもお客様は納得されませんよね。
ここから先は美容皮膚・美容外科でいかに元の皮膚に近い状態へ近づけていくかが大事です。痕の大きさや場所にもよりますが、お客様との関係が悪化しないよう、細心の注意で対応してください。
【痛くない火傷】
熱傷3度とは表皮・真皮を通り越して脂肪や筋肉などの皮下組織まで損傷が及んでいる状態のことです。
恐ろしいことに、傷みはなく、感覚もありません。火傷は深くなるにつれ痛みが減少していきます。
ですが皮下組織にある神経や毛細血管まで損傷してしまうので、当然治療期間は長くなります。
HIFUは表皮や真皮を通り越した肌の深部で熱と振動を発生させ、痩身やたるみに効果をあげる画期的な機械です。
ですが集中的に同じ部分に熱と振動が加わると、当然肌深部にかかる負担は大きくなり、トラブルが起きた場合は熱傷3度という診断につながります。
神経や毛細血管の損傷は、肌表面が白色、もしくは黒く見え、上記にあげた痛みがほとんどないのです。
これが病院に行くことが遅れる原因ですね。
クリークドクターサポート付帯の保険もHIFU導入のサロン様にお勧めしておりましたが、保険会社からの勧告によりセルフ部分に規制がかかりました。
セルフ店様は、エステ業務が補償対象から外れます。
また海外の展示会などで直接購入された機械は、輸入元の国で医療で使用されていないかどうかの確認も必要です。
正しく使えば効果があがる機械は集客につながり、集客数が伸びれば危険度数も正比例します。
良い機械を使用し、機械の仕組みを熟知することが大切です。